ジークンドーやカリの稽古を行うにあたり必要な稽古道具をご紹介します。
【ジークンドー】
ジークンドーに関しては『グローブ・ミット・シンガード』の最低限この3点のみあれば稽古が可能です。安いものであれば以下の3点だけでも10,000円かからずに揃えられます。
道具は耐久性、安全面を考えると、より良いものがおすすめですが、予算に応じて安価なタイプもたくさん市場に存在するので、初心者のうちはトライアルとして高額なものでなくても問題ありません。
↑比較的安価に用意できるタイプのもの。グローブ、ミット共に5,000円以下で購入可能
【カリ】
カリの稽古に関しては、70cmの長さのスティック2本、木製、あるいはプラスティックのナイフが必要になります。また、これらを剥き出しのまま持ち歩くと職務質問にあうので、持ち運びは必ず専用のバック、あるいは大きめのバックに収納、あるいは布で自作したタイプのものなど、必ず収納が必要です。（写真下のバックは本場イノサントアカデミーのオリジナルバック）
↑支部活動に参加する場合は、最低これだけ必要になります。
IUMAにおける支部活動に定期的に参加する場合
・グローブ
・ミット
・シンガード
・スティック2本
・練習用ナイフ（※収納バック）
以上、最低5アイテムが必要です。
※すべて安価なもので揃えても約15,000円ぐらい、中級レベルのものを揃えれば30,000円程度の予算が必要となります。
体験参加の際は、道具一式の購入は不要で、すべて貸し出ししております。
【各種道具・補足】
⚫︎グローブ
初心者の段階ではできるだけ指がすべて隠れるボクシンググローブ、あるいはパンチンググローブが推奨です。（左写真の上:パンチンググローブ 左写真の下：ボクシンググローブ）
約1年程度経験後、慣れてきた段階がオープンフィンガーグローブへの切り替え時期とアドバイスしています。（右写真の上:修斗グローブ新型 下：修斗グローブ旧型）
いずれ技量が上がり稽古内容も上級に近づくにつれ、スパーリングなどの実戦向け稽古にも対応できるようになったら、一般稽古では右のオープンフィンガーグローブ、やや強めのスパーリング稽古の際はボクシンググローブと使い分けたりします。
⚫︎フォーカスミット
フォーカスミットに関しても、より良いものにこしたことはありませんが、初心者のうちは打面が大きめのタイプ（写真上）をオススメします。
初心者の慣れないうちから上級者が使うような小型タイプ（写真下）を使用すると、相手のパンチやキックを受ける際、つい腕で受けてしまったり、指を引っ掛けてしまったりと、けっこう洒落にならない怪我に繋がります。そもそも、ミットを持つ側にもそれなりの技量が必要となるので、打面の大きさ、厚さは、なにより安全性に繋がる要素と捉えて、慎重に選びましょう。サイズが大きめであっても、安価なものは5,000円未満のものも多く市場に出回っています。しかしその分、粗悪なタイプも多いので、購入の際は、できるだけ支部長に相談することをオススメします。
⚫︎シンガード
シンガードとは、両足のスネをガードする防具です。特に初心者の方のイメージとしては、左側の革製のタイプがカッコよく見えるようですし、装着する雰囲気もいい感じに思えるようです。確かに左のタイプの方がスポンジの強度も強いのですが、長年のメンバーの様子を伺っていてる限り、結局は右の布タイプに移行してしまう傾向が強いです。理由は、着脱に意外と時間を要す為、結局は面倒臭くなるということです。特にIUMAの稽古体系では、装着するタイミングが稽古の短い合間で行われる為、サクッと履ける右のタイプの方が価格も￥3,000と右のタイプより半分以下で済みますし圧倒的に人気があります。
上級者になったら個々にヘッドギア、ボディプロテクター、男性はファールカップ、女性はチェストガードなど、技量に応じて道具を揃えて稽古の質を高めているメンバーもいます。しかしIUMAの支部活動は、あくまでも社会体育のレベルを守っている為、このような本格的、ガチな稽古を求められる方は、より専門的なキックジム、総合格闘技道場、フルコンの空手道場を選ばれた方が良いかもしれません。
これは、日頃、中村頼師父の教えですが、武術を本気で取り組むような人でなく、一般的な生活を送る人たちが、ある日突然危険に晒されるような出来事に遭遇した時、死んでしまうかもしれないところ、大怪我で済む。大怪我を負うかもしれないところ、軽い怪我で済む。怪我してしまうかもしれないところ、無傷で済んだ・・・
そのための術を、人それぞれ、わずかでも身につけましょう。
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